そうだ!画力をあげよう。

雑記ブログです。そうだ!画力をあげよう。と言う名のまごうことなき雑記ブログです。

三月のライオン【ネタバレ】あり

三月のライオンが大好きだから!

ぼくは三月のライオンが大好きだ。

ご存知ない方もいるかもしれない。

 

三月のライオンは羽海野チカ先生が描かれいる。

青春将棋漫画だ。

ヤングアニマルにて絶賛掲載中だ。

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232248j:plain

 

好きな漫画はいくつかあります。

それでも四度、五度と読み返す漫画はそうない。

ぼくの友人が言っていた。

大切なことはだいたい、三月のライオンから学べる。

ぼくに反論の余地はなかった。

 

三月のライオンあらすじ

 

主人公は、東京の下町に一人で暮らす、

17歳のプロの将棋棋士=桐宇零(きりやま れい)。

しかし、彼は幼い頃、事故で家族を失い、

深い孤独を抱えた少年だった。

そんな彼の前に現れたのは、

あかり・ひなた・モモの三姉妹。

 

彼女たちと接するうちに零は・・・。

様々な人間がが、何かを取り戻していく

優しい物語です。

 

一巻 背表紙

 

ただの将棋漫画ではないのだ。

人間ドラマなのだ!

そして優しい物語なのです。

 

 

 

 

 

三月のライオン・一巻

一話 桐山零

マンションで一人暮らしをしている桐山

彼は夢を見ます。

『ほら アナタの居場所なんて

この世の何処にも無いんじゃない?』

 

冒頭はこのように始まります。

 意味深ですね。

女の人が桐山に言っているわけです。

彼女は誰なんだ?ですよね。

 

桐山は将棋会館にて、

お父さんと将棋を打ちます。

 

そして勝ちます。

対局後の会話です。

お父さん「急に出ていって・・・歩も香子も心配しているぞ・・・・・・」

桐山は何も答えません。

そして、お父さんが帰ったあと。

桐山はぼそりと言います。

「うそだ」

 

そしてお父さんが、お義父さんだということが判明します。

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232406j:plain

 

 

桐山零

これがぼくの名前

 

大きな川沿いの小さな町で

これからぼくは暮らしてゆく

 

C級1組 五弾17歳 

職業 プロ棋士

 

一話の最後に主人公、桐山が何者なのかという事が、

なんとなく判明します。

 

ただ、一話は暗い。暗いんですよ。

中盤にあかり・ひなた・モモの三姉妹が登場するのですが、

それがなかったらもう救いがありません。

それぐらい暗いんです。

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232450j:plain

 

ぼくは最初、友人から三月のライオンをすすめられて、

一話だけ読んでやめました。

 

友人は言いました。

落ち着け、まだ早い

ぼくは半信半疑でしたが、読み進めることにしました。

 

 

二話 川沿いの町

二話では桐山の高校の担任の先生が登場します。

先生は将棋好きで、一年遅れて編入してきた桐山に理解があります。

明るい先生なのです。

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232514j:plain

 

先生「中学生でプロになって天才とまで呼ばれた少年も

学校では普通の悩める17歳か・・・一体 何を考えてるんだろうな」

 

そして、二階堂晴信(にかいどう はるのぶ)

桐山の将棋のライバルであり、親友が登場します。

お金持ちでお茶目です。

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232749j:plain

 

 

現在、桐山さんはただの暗い少年です。

だいじょうぶなのか?

ほんとうに面白くなるのか?

ぼくはそんな疑問を持ちつつ、読み進めていきます。

 

三話 あかり

プロ棋士の生活は

対局が年間30~40局位

 

そして順位戦名人戦)以外にも

タイトル戦はあり

 

その殆どがトーナメント制で

勝ち進めば当然 対局数が

増えていく

 

トップクラスであれば

年間70~80局にもなる

棋士もいる

 

三話はプロ棋士の説明から入ります。

そしてプロ棋士の先輩、

松本一砂、スミス先輩が登場する

明るい二人のキャラクターで物語が軽快に進んでいく。

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232543j:plain

 

そして、後半はあかりさんが働く、

高級スナックへ桐山を含めた三人で出かける。

キレイなあかりさんの姿が楽しめます。

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232625j:plain

 

あかり・ひなた・モモの三姉妹と桐山の出会いが描かれています。

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232649j:plain

 

 

 四話 橋の向こう

この話数のの美しさを、

文章で伝えるこことがぼくには出来ません。

 

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232718j:plain

 

 

 

五話 晴信

桐山とライバル二階堂晴信(にかいどう はるのぶ)との出会いが描かれていいます。

 

デパートの屋上で毎年催される子供将棋大会。

 

奨励会に入る前

全国の強い子供たちは

こういいった小さな大会で

何度も顔を

合わせる

 

準決勝

 

 

ぼくはこの話数で、

三月のライオンが好きになってしまいました。

 

何かに一生懸命打ち込んだことが、

あったりしてしまうと、

胸が熱くなってしまう感じですね。

 

みんな、

読んでみたらいいじゃない。

そんな話数ですね。

 

6話 夜空のむこう

7話 ひな

8話 ブイエス

 

九話 契約

そのヒトは父の友人だった

 

 

冒頭、このような言葉で話が始まります。

9話はお義父さんと桐山の始まりの話です。

 

桐山のほんとうの家族は事故でなくなってしまったことが分かります。

 

葬儀でお義父さんは桐山に聞きます。

「君は 将棋は好きか?」

「はい」

 

f:id:kotobatoasobi:20180427232832j:plain

 

十話 カッコーの巣の上で

10話では、

桐谷が将棋が強くならなきゃいけなかった理由がわかります。

そして、今現在なぜ桐谷が一人暮らしをしているのか。

 

将棋の家で僕をまっていたのは

 

同じく 棋士を目指す

その家の 本当の子供たち

 

4つ上の

姉の香子と

同じ歳で弟の

小3の歩

だった

 

 

父は将棋を愛していた

良くも悪くも

全てが「将棋中心」だった

 

だから

彼を愛する者は

強くなるしかなかった

 

彼の視界に

入り続ける為に

 

 

桐山だけが将棋を続け、

他の二人は将棋を辞める状況になります。

プロは実力の世界です。

 

桐谷は自分をカッコーの生態になぞらえます。

 

カッコウはモズやホオジロの巣に

卵をうみつけ

 

かえったヒナはもともとの子供たちを

タマゴのうちに

全て外へ落とし

巣を占領します

 

何も知らない育ての親は

自分の子を殺した

他人の子に

 

せっせとエサを運び

育て続けます。

 

ああ・・・ぼくだ

この鳥は ボクだ・・・

 

桐谷は中学卒業と同時に、

家を出ることを決めます。

 

一巻の最後はこのような言葉で

締めくくられます。

 

いっそ

本当に

鳥だったらと

 

そうしたら

こんな

 

激しい痛み

知らずに済んだのに

 

 

なんだよ~桐山~

そんなこと言うなよ~

オイオイ!大丈夫かよ~

 

気になって二巻も読んじゃうじゃんかよ~。

 これが、二巻もいいんですよ。

 

ぜんぜん下降しないんですよ。 

 

 

三月のライオン・二巻

 

二巻は桐山零と言う人間が、

どんいった人間なのか、それがわかっていきます。

 

f:id:kotobatoasobi:20180501222628j:plain

 

 

「勝つ理由が無い」といいながら

負けると苦しいのは何故だ。

桐山は将棋に対する中途半端さに

思い悩む日々を過ごしていた。

 

川本家との交流の中で

明るいひなたの笑顔に元気づけられる。

そんな彼の前に義姉・香子が現れる・・・。

様々な人間が、何かを取り戻していく

優しい物語です。

 

二巻裏表紙

 

 

十一話 神さまの子供(その①)

 

桐谷は将棋の順位戦に出席するため、

学校行事の移動教室へは参加できません。

そんな自分をこのように考えます。

 

確かに僕は

少々がっかりしていた

「参加できなかった事」

にではなく

行かずに済む事に

「内心ホッとした」自分にだ

 

こんな時って、ありますよね。

なんだかわかるなと、

主人公桐山への共感が生まれていきます。

 

f:id:kotobatoasobi:20180430144114j:plain

 

十二話 神さまの子供(その②)

名人『宗谷冬司』登場!

 

f:id:kotobatoasobi:20180430145106j:plain

 

桐山を宗谷名人をこのように表します。

ぼくたちの国の

神さまの子供

 

十代の頃から変わらない見た目も

あいまってこう表されています。

そうです。

宗谷名人は中学生でプロのなった棋士

そして同様に、中学生でプロになった桐山。

 

自分と宗谷名人を比較して考えてしまいますよね。

対局がうまくいっていいない桐山。

そして学校にそんなに溶け込めない自分。

十代のもやもやが表現されています。

 

十三話 神さまの子供(その③)

 

f:id:kotobatoasobi:20180430144144j:plain

 

ヒナちゃんの同級生で、

野球のプロを目指している高橋君が登場します。

 

 

f:id:kotobatoasobi:20180430144207j:plain

 

高橋君は桐山に質問します。

「桐山さんはプロになってから 一年遅れでまた 学校に行かれてますよね

あの・・・それは どうしてですか?」

 

桐山は高橋君の真剣な顔に真剣に答えます。

桐山「でも 多分 「逃げなかった」って 記憶が欲しかったんだと 思います

 

非常に素敵な解答ですね。

このセリフを言わせることができる、

羽海野チカ先生のすごみといいましょうか。

 

十四話 大切なもの。大切なこと。

十五話 将棋おしえて

十六話 面影

 

十七話 遠雷(その①)

桐山の義理のお姉さんが、

桐山のマンションへ泊りにきます。

そして桐山の心を乱していきます。

 

 

f:id:kotobatoasobi:20180430144238j:plain

 

別に、

いやらしいことはないです。

現時点でストリート方向性がまだ定まってなかったのかな、

お姉さんをどういうキャラクターに置くかというところだったんですかね。

 

 

十八話 遠雷(その②)

松永正一 七段

棋士歴40年 65歳

との対局。

 

松永棋士

コミカルなキャラクターなんですよ。

愛すべきキャラクターです。

 

f:id:kotobatoasobi:20180430144309j:plain

 

f:id:kotobatoasobi:20180430144334j:plain

 

ただ、それだけはありません。

40年将棋を続けてきた人の、重み。

それも表されています。

 

f:id:kotobatoasobi:20180430144358j:plain

 

 

十九話 遠雷(その③)

二十話 贈られたもの(その①)

 

 

二十一話 贈られたもの(その②)

安井六段との対局

安井六段、離婚されます。

安井さん、娘さんがいるそうです。

 

家族と過ごす最後のクリスマス。

 

f:id:kotobatoasobi:20180430144448j:plain

 

 

桐谷は安井六段に勝利します。

桐山は途中であきらめた安井六段に、

怒りを覚えます。

桐山吠える!

 

f:id:kotobatoasobi:20180430144513j:plain

 

 

二巻はこのような言葉で終わります。

 

戦う理由が無い

と言いながら

本当は

身の内に

獣が棲むのを

知っている

 

まわりのモノを

喰いちぎってでも

生きていく為だけに

走り出す獣

 

戦いが始まれば

どうしても

生きる道へと

手がのびてしまう

 

誰を不幸にしても

どんな世界が

待っていても

 

 

三巻が気になりますね・・・。

 

三月のライオン・三巻

f:id:kotobatoasobi:20180501222911j:plain

 

「あの家はなんかコタツみたいだ・・・」。

年末に体調を崩していた桐山だが、

心配して駆け付けた川本家の3姉妹の

あたたかい看病を受けて回復する。

復調した桐山は因縁の相手・後藤九段と

対決すべく獅子王戦挑戦者決定

トーナメントに挑むのだが・・・

 

様々な人間が、何かを取り戻していく

優しい物語です。

 

三巻裏表紙 

 

二十二話 ゆく年

12月31日、桐山はひどい熱を出して一人自分の部屋で寝ています。

もう数日、部屋で一人過ごしている桐山。

そこへ突然の来客者

 

f:id:kotobatoasobi:20180501223924j:plain

 

川本三姉妹です!

三人は桐山を拉致して、お医者さんへ。

 

インフルエンザではないことが判明して、

川本家にて桐山は食事をとります。

 

そこで知る。三日間たまった着信履歴。

そこには川本三姉妹だけでなく、義理の父・幸田からの連絡もあります。

 

桐谷はお義父さんに連絡をとります。

そして、桐山は自分のことしか考えていなかったことを反省します。

 

また、川本三姉妹の長女・あかり、

亡くなった母の代わりに妹と二人を育ててきた彼女も人知れず、

孤独を抱えて生活をしています。

 

 

自分のひとりぼっちに

気をとられ

 

誰かのひとりぼっちに

気づけないでいた

 

まぬけな僕に

 

除夜の鐘は

しんしんとふりつもり

大きな河みたいにゆっくりと

新しい年がやって来ようとしていた

 

 

 

二十三話 くる年

 

二十四話 対岸にあるもの

体調もすっかりよくなった桐山!

来週に迫っている

獅子王戦 挑戦者決定トーナメント

 

桐谷は辻井武史9段に勝利します。

そこへ現れる一人の男

 

f:id:kotobatoasobi:20180501225511j:plain

 

後藤九段です。

なにやら桐谷とは因縁がある様子・・・。

 

二十五話 黒い河(その①)

f:id:kotobatoasobi:20180501225735j:plain

 

 

後藤九段は桐山に言います。

「あのストーカー女のことだけどさぁ 迷惑してんだよね 俺」

殴りかかる桐山

慌てて止めに入るスミス先輩。

会長の登場もあって、その場は収まります。

 

桐山が後藤九段と対戦するには、

トーナメント戦をあと一勝する必要があります。

相手は島田八段・・・。

 

二十六話 黒い河(その②)

 

二十七話 扉の向こう

桐谷は後藤九段との対局のことで頭がいっぱいです。

目の前の相手、島田八段のことなど頭にありません。

島田八段、脇役扱いです。

 

桐山ただ、対局が進んでいくにつれて、

とんだ思い違いをしていたことに気づきます。

 

攻める手が・・・もう無い・・・!?

 

f:id:kotobatoasobi:20180501230720j:plain

 

f:id:kotobatoasobi:20180501230910j:plain

 

このシーンはグッとくるものがありますね。

誰しも経験があるのではないでしょうか・・・。

そんな恥ずかしい自分・・・。

 

二十八話 まぶしい闇

桐谷は思います。

まず感じたのは 衝撃

ーそして 次に襲って来たのは 嵐のような

「恥ずかしさ」だった

 

 

 

目の前の相手の「力量」も計れないくせに

 

私怨に頭

全部持っていかれて

 

A級棋士つかまえて

サブキャラ扱い

 

バカか

オレは

 

全部が現れていますね。

そんな桐山を導くように島田八段は将棋を続けます。

 

桐山完敗

 

二十九話 ほんの少しの水

 

三十話 月光

勝戦

島田八段後藤九段

f:id:kotobatoasobi:20180501231932j:plain

 

全七戦が始まります。

桐山はこの戦いをこのように表現します。

 

懸けて来た時間の長さか

積み重ねてきた経験の厚さか

 

ひきかえにして来たものの重さか

 

それとも

それ全部か

 

そうだ これは

自分の信頼している人間同士の

戦いなのだ

 

この表現ふるえますよね。

 

三十一話 自我のカタマリ

 

三十二話 夜を駆ける

桐谷は島田八段対後藤九段の戦いをずっと見ていて、

あることを決心します。

 

島田八段対後藤九段の最終局

勝ったのは島田八段

 

桐山も慌てて対局に向かいます。

 

僕は

僕は

あなたに

どうしても

ききたい事がある

 

f:id:kotobatoasobi:20180501233449j:plain

 

そうです。

これまで桐山は人の輪に自ら入っていくことがなかったのですが、

三巻の最後で展開が変わっていきます。

 

これはまた、四巻が楽しみですね。

 

これ三巻も全部を説明し切れているわけではないのです。

是非読ん見ると、さらに面白さが伝わると思います。

 

島田八段の研究会には、

桐谷もライバル二階堂もいます。

 

二階堂は島田八段に言います。

 

救われたんです

ああ

オレより

強いヤツが

いる

 

オレより

努力した

人間がいる

 

オレは独りぼっちじゃないだって

 

島田八段もそれに答えて言います。

 

うん

わかるよ

なんとなく

それ

 

 

この会話をさせることが出来る

羽海野チカ先生の凄味ですね。