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東村アキコ先生の【かくかくしかじか】を読んでの感想!ネタバレあり!

東村アキコ先生の『かくかくしかじか』を読んでの感想!ネタバレあります!

 

東村アキコ先生の『かくかくしかじか』を読んでみました。泣いてしまいました。ただ、それがなんの涙なのかはわかりませんでした。後悔?感動?『かくかくしかじか』全五巻、それでも最後にはすっきりできたのです。

 

 

『かくかくしかじか』のざっくりしたあらすじ!

 

東村アキコ先生が、高校生時代に人生の恩師と言うべき人物と出会い。そしてその恩師との別れまでの物語である。ざっくりいうとです。その恩師と言うのが、美大受験のためのデッサンを教える先生なのです。絵画教室の先生なのです。地元宮崎の方なのです。その先生、竹刀を持ってデッサンを教えるのです。そして東村先生との付き合いは先生が亡くなるまで続くのです。ただ、現実での人との別れは唐突なのです。

 

『かくかくしかじか』は東村先生が恩師と出会い、そして別れる。そしてとのことを再度、東村先生が思い返した物語なのです。

 

 

『かくかくしかじか』の感想!

 

恩師と出会うということ。時に人は後に思い返したならあの人、恩師だったんだなんと思える方に出会っていることがあります。そして恩師の偉大さに気づくのはだいたいいつだって、その方と別れた後だったりしてしまいます。我々はいつだって失ってからしか気づけないのでしょうか?

 

今の自分の現状に感謝できる人物はいないものだろうか?いやわりと、今の自分の現状にしっかりと感謝している人物は、過去になにかを失った人物だったりしてしまいます。何も失うことなく、今の現状に感謝できる。それってもう、たいへんな才能なんじゃねぇのか?疑惑ですね。

 

なんでしょう?個人的な見解なのですが、そう、あくまで個人的な見解かのですが、師匠はだいたい自分の好きなことをされていたりします。自分の好きなことに夢中なのです。それが師匠の仕事だったりします。仕事じゃなかったりもします。とにかく師匠は自分の好きなことをされいます。師匠は本当に自分の好きなことをされているのです。本当に好きなことをされている師匠、楽しそうなのです。上機嫌なのです。自分で好きにやっているのです。我々は感化されてしまうのです。

 

 

師匠はけっこう自分の好きなことに感謝しています。自分自身が過去にその好きなことに救われた経験があったりするかもなのかもしれません。だから師匠、感謝のお注わけしてくれたりするのです。師匠は言います。「なあ、これが出来るといいんだぞ!楽しんだぞ!」「だからガンバレ!もっとガンバレ!」それは結果的にスパルタだったりしてしまいます。でも割と師匠は楽し気なのです。あくまでもぼく個人の見解であります。

 

『かくかくしかじか』に出来ている東村アキコ先生の恩師は、月五千円で美大生を受験したい生徒たちの授業しています。時にそれは週5日であったり、土日も教えてくれたりもするのです。それでも月五千円なのです。恩師は美大を卒業されていません。入学もされていません。絵を描き始めたのが、29歳のときだったそうです。そこから絵の先生についてゴロゴロ、絵を描き始められたのです。恩師は自分も美大に行ってみたかったな、そんな気持ちがあるのかもしれません。だからこそ、東村アキコ先生はじめ、美大受験生に厳しく(それはやさしく)できたのやもしれないのです。

 

 

 

 

 

恩師は言います。『描け』いつだって言うのです。東村アキコ先生だって何度となく言われてきたそうです。恩師はガンで亡くなられます。恩師は言うのです。東村アキコ先生の高校の一年後輩で、同じ絵画教室に通っていた今ちゃんへ。今ちゃんは美大に行って、スペイン留学なんかされていたりします。そしてギャラリーでのライブペインティングの日です。

 

今ちゃん描けないのです。大きなキャンバスの前で描けなのです。恩師はそんな今ちゃんに手招きして呼びます。死んでしまうちょっと前の恩師です。恩師はもう声が全然出ません。今ちゃんは口に耳をくっつけます。恩師はかすれた声で、聞こえるか聞こえないかの小さな声で言ったのです。「描け」

 

東村アキコ先生はじめ、絵画教室の面々はこの話を先生のお葬式の夜、久々の絵画教室の教室内で聞きます。これ~泣いちゃいますよね。『かくかくしかじか』全五巻なのですが、それまでの過程があるせいでしょうか。一巻から四巻の最後のほうまでは、個人的には助走だったりいする印象です。(助走と言ってもオモシロいですよ。)恩師よりガンになったとの報告が東村アキコ先生にあるのです。

 

それでも報告を受けた東村アキコ先生には今の生活があったりします。恩師は地元宮崎の方です。なかなかどうしてですよね。現実での生活はドラマのようにはいかなかったりします。東村アキコ先生は恩師に会いに宮崎に行きます。それでも仕事が忙しかったりして戻ることになったりします。そしてしばらくして、恩師が亡くなったとの電話をもらうのです。

 

東村アキコ先生は思います。

映画やドラマの
ようにはいかない
先生と私の

 

先生
ダメだよ

 

私は先生の
最後の言葉を
聞いていない

 

だって
あれが最後だ
なんて
思ってない

 

忘れらない思い出、でもさすがにずっと、そのことを考えてはいないですね。なんでしょう?カフェでまったりしている時、小動物と戯れている時、などなどや、今が楽しいときなど。そんな時の後に自分の恩師と呼べる方との不義理な別れを思い出して自己嫌悪に陥ってしまったりって、ありますよね。どうしましょう?

 

もう~時々思い出して感謝する。そして自分も誰かの恩師になる。そんな感じでお返しするのがいい感じなんでしょうかね。頂いたモノを、別の誰かに返すという。こう~種全体で考える的な、頂いたいい感じのモノを別の誰かに返すという、そうありたいもんだな~とか思ったりしてみました。まあ、難しいですよね。

 

それでも全五巻読んだあとに、ほのかにスッキリした感じになるのは、東村アキコ先生の感情に共感できるからなのでしょうかね。自身の悔いが昇華していくような、そんな気がしたりします。

 

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最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。