なんだろう?なんかグッときた

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従妹のお子さんがぼくのために星を取ろうとしてくれた話!

従妹のお子さんが星を取ろうとするから、虫捕りアミを渡した話!

 

11月も半ばを過ぎて、夜空を見上げたならば星がキレイですね。空気が澄んでいるからでしょうか?でも、都会じゃ星なんてあんまり見えないんだよね。そんなことってありますよね。街の明かりが眩しすぎるのでしょうか。

 

ぼくの住んでいる街の空にも、あんまり星は見えません。ですが先日、用事があり田舎に帰省したのです。もう~真っ暗なのです。最寄り駅まで十数キロです。道に人がいない。で、親戚の集まりです。ある程度のあいさつや手伝いを終え、特にすることもなくなったぼくは、いとこのお子さん、3歳の男の子と5歳の女の子と遊んでおりました。

 

ぼくは個人的はずいぶん星がキレイだな~なんて夜空を見上げていました。二人にとってはそんなキレイな夜空は当たり前のようで、特に関心が無さそうでした。

 

 

それでもぼくがあんまり星を見ているもんだから、3歳の男の子が言ってくれました。

「ぼくがひとつ取ってあげるよ」

ぼくは驚きました。なにこの展開?ドラマみたい。少年は夜空に手を伸ばします。5歳のお姉ちゃんは言います。「星なんて取れないんだよ~」それでも少年は星に手を伸ばします。

 

ぼくだって知っています。大人ですから。星はかなり遠くにあります。とても手を伸ばしても届かない距離だということを、ただそんなことを言ってしまうのは野暮ってもんです。ぼくはしらばく二人を見ていました。

 

なるほど。少年少女。なかなか飽きないもんなのですね。

 

ぼくはなんだか忍びなくなって、とりあえず少年の身長よりも低くなるようにしゃがんでみました。気づけばお姉ちゃんの方も、星を取れないことを知りながらも、星に手を伸ばしていました。なんでしょう?ぼくは気を使われているのでしょうか?

 

とりあえずぼくは、ぼくのために星を取ろうとしてくれている姉弟を引き続き、見守ることにしました。するとどうでしょう?ふいにです。ふいに。

 

おおおおおおおおおおおお。

おおおおおおおおおおおおおおお。

なんだろう?この気持ちです。微笑ましい二人の姿、二人は懸命に星に手を伸ばしてくれています。弟の方は歓声をあげています。

あれ?

うれしい。おれ、うれしい。

とってもうれしい。

体温が上がっていく気がします。

 

ぼくはとりあえず、虫捕りアミを探しに行きました。バタバタしながらもぼくは虫捕りアミを発見して、弟くんに渡してみました。

彼は言います。「おじいちゃん、ありがとう」

 

うん?おじちゃん。まあ30も半ばだ。まあ、な。

 

3歳の彼にはどうやら、虫捕りアミは大きいような中々上手にバランスをとることが出来ません。それを見かねた姉は言いました。「私が持つよ」おっ!さすがはお姉ちゃん、偉いじゃないか!

 

彼女は言いました。「おじちゃん、虫捕りアミとって!」

 

うん?おじちゃん?

なんだい?おにいちゃんには見えないのかい?見えないのでしょう。

 

彼女は言います。「もう少しで捕れるかもしれない」

 

とりあえずぼくはお姉ちゃんを肩車してみました。お姉ちゃんはぼくの肩の上で、虫捕りアミを振ります。虫捕りアミの棒が何度か僕の顔面に当たります。なかなかドラマのようにはいかないものです。

 

弟の方が言います。「ぼくも肩車して」

ぼくは思います。趣旨変わっとるがな!もちろん口には出しません。ぼくはお姉ちゃんを下ろし、彼を肩車しました。彼は思っていたよりも高かったようで、泣き出してしまいました。ぼくは慌ててすぐに降ろしました。

 

彼の泣き声を聞いたお母さんがやって来ました。お母さんはぼくの従妹です。年齢はぼくといっしょです。お母さんは言いました。「なにやってるの?」

 

ぼくは言いました。「3人で星を取ろうとしてたんだ」

 

「はあ?」

お母さんは言いました。ぼくが完全にいい終わる前だったと思います。

 

ぼくは思います。すっごい怖い顔してる。言葉に棘がある。なんて突き放した「はあ?」なんだろう?弟はお母さんに抱きついています。お姉ちゃんは言います。「おじちゃんは悪くないよ」

 

おおおお!ぼくを気遣ってくれている。まだ生まれて5年しかたっていないというのに・・・。お母さんは笑っています。ぼくがおじちゃんと呼ばれたことが嬉しそうなのです。

 

 

 

 

 

とりあえず、我々は室内に戻りました。ストーブの前で暖をとるのです。3歳の弟の方はもう眠っていました。5歳のお姉ちゃんの方がぼくに言いました。

「おじちゃんに子供が出来たら、わたし遊んであげるね」

「おっ!・・・・おおおおおおおおお、ありがとう、ございます」

「そしたらみんなで、星を取ろうか?」

五歳のお姉ちゃんは、首をゆっくり振って否定の意を伝えます。

彼女は言います。「みんなで金魚すくいがしたい」「夏祭りに行きたい」

唐突だな。ぼくはそう思いましたとさ。

 

 

 

 

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。