なんだろう?なんかグッときた

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ゴールデンカムイ11巻・尾形百之助という男!ひんやりするような過去が描かれています

ゴールデンカムイ11巻を読む!

 

ゴールデンカムイがおもしろい!なんだろう?登場人物たちが魅力的なのだ。主人公の『不死身の杉元』を筆頭に、土方歳三、脱獄王・白石、猟奇的な殺人鬼であり、女装家医者・家永。もう滅茶苦茶である。

 

ゴールデンカムイの11巻では、元第七師団・凄腕スナイパー尾形百之助の過去が明らかになる。一巻で登場した尾形を思い出すと、ここまでキャラクターとして飛躍していくは夢に思っていなかった。それがどうだろう?今や押しも押されぬ人気キャラクターである。

 

明るい変態が多い、ゴールデンカムイの登場人物たちにおいて、尾形百之助には影があるのだ。ハツラツとしていないのだ。尾形は元第七師団の上等兵であり、頭の切れる冷静な男なのだ。狙撃の腕はピカイチだ。そして黒目がちである。

 

尾形百之助の父親は、元第七師団長の花沢幸二郎中将なのです。花沢中将は第七師団が多くの被害を被った203高地での、作戦の責任を感じ自刃したことになっています。そう、なっています。なのです。

 

 

当時・・・

父上は近衛歩兵

第一聯隊長 陸軍中佐

 

近衛は天皇の直結する

軍ですからね・・・

世間体を考えれば浅草の芸者と

その子供は疎ましく感じたでしょう

 

尾形百之助は語ります。

 

本妻との間に男児が生まれると

父上は母のもとへは

ぱったり

来なくなったと祖母から

聞きました

 

祖母は母と

まだ赤ん坊の俺を

茨城の実家に連れ戻したそうです

 

母はよく

あんこう鍋を作ってくれました

 

「西のふぐに東のあんこう」ってね

あんこうは安く手に入りました

地元の庶民的な鍋です

俺も好きで食べてました

 

でもね・・・

それが毎日なんですよ

あんこうがとれる

冬の時期はね

母は毎日 あんこう鍋を

作ろうとするんです

 

父上が美味しいと言ってくれたから

また食べに来てくれると信じて

 

頭が

おかしくなってたんです 

 

尾形百之助は語ります。母のことを考えた尾形は祖父の銃を借りて鳥をたくさん捕りました。それでも母はあんこう鍋を作り続けます。

 

だから俺は

祖父母が留守の時

殺鼠剤をあんこう鍋に

入れて母に食べされた

 

でもこれ、尾形なりの母へのやさしさなのです。尾形は更に語ります。

 

「少しでも母に対する愛情が残っていれば父上は葬式に

来てくれるだろう」

「母は最後に愛した人に会えるだろう」と

 

でも

あなたは来なかった

 

 

 

 

 

尾形は語ります。目の前には縛られ瀕死の状態の花沢中将がいます。そうです。花沢中将は自害などしていなかったのです。自分の子、尾形の手によって・・・。

 

愛情のない親が

交わって出来る子供は

何かが欠けた人間に

育つのですかね?

 

尾形は入隊して花沢中将と本妻の間にできた花沢勇作少尉に会います。自分にやさしくしてくれる少尉に尾形は思います。

 

あの屈託のない笑顔・・・

「ああこれが両親から祝福されて生まれた子供なのだ・・・」と

心底納得しました

 

尾形は203地で花沢勇作少尉の後頭部を撃ち抜きます。その理由がこちらです。

 

少尉に対する妬みからじゃありません

父上を苦しませたい・・・

というのともちょっと違う

ただひとつ確かめてみたかった

 

父上は俺を想ったのか・・・

無視し続けた妾の息子が

急に愛おしくなったのではないかと・・・

 

祝福された道が

俺にもあったのか・・・

 

そう、尾形は父親に祝福してほしかったのです。

なんでしょう?この見事に制作された尾形百之助というキャラクター。

尾形は確かめたかったのです。そんな尾形に父、花沢中将は言います。

 

貴様の言うとおり

何かが欠けた人間・・・

出来損ないの倅じゃ

呪われろ

 

ここでもし、花沢中将が尾形を認めていたなら・・・。祝福していたなら、今の尾形はいなかったのかもしれませんね。しかもこれ、尾形が独断て行ったことではなく、鶴見中尉の作戦であることが分かります。鶴見中尉は言います。

 

中央は第七師団に

自刃の責任をかぶせるだろう

 

我々にとって厳しい時になるが

耐え忍ぶのだ

外敵を作った第七師団は

より結束が強くなる

 

第七師団は

唯ひとり残された花沢中将のご令息を担ぎ上げる

失った軍神を貴様の中に見るはずだ

 

 

いや~杉元が戦う相手、鶴見中尉と言うのは底が知れませんね。情報将校、人の心の動きを予測しているわけですね。

 

 

ゴールデンカムイ11巻は他にも、稲妻強盗とマムシのお銀VS鶴見中尉率いる第七師団が描かれています。大活躍する鯉登少尉と月島軍曹、そして銃を仕込んた義足をつけた二階堂です。稲妻強盗の坂本は刺青の囚人です。稲妻強盗とマムシのお銀、それは『俺たちに明日はない』のボニーとクライドが如くです。ただこの稲妻強盗とマムシのお銀、実際に北海道で凶悪は夫婦が暴れまわっていた記録があるそうです。

 

 

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そしてゴールデンカムイの良心・谷垣がまた、あらぬ疑いをかけられてアイヌ人に捕まります。人違いです。本当の犯人は姉畑、なんても北海道で動植物の調査をしているとのこと。姉畑、実は刺青の囚人です。

 

自然を愛するがあまり、動物と交尾をしてしまう男。そして自分の行ってしまった行為を汚らわしいと、動物を殺める男。猟奇的な刺青の囚人の登場ですね。杉元とアシリパさんが谷垣の誤解を解くべく、そして刺青人皮を手にするために奔走します。それは12巻でのお話になりそうです。

 

 

 

 

 

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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