常夏ブライアン風味

雑記ブログです。『常夏ブライアン風味』と言う名の寝ても覚めて雑記ブログです。タイトルだけでも覚えて帰って下さい。

運動会、リレーの思い出!彼は今なにをしているのだろうか?

運動会の思い出!

今週のお題「運動会」

 

ぼくは中学生ぐらいまで、比較的足が速かったのです。そんなこともあって、運動会のリレーにはアンカーとして登場させられていました。ただ、個人的に不満がありました。足が速いにも関わらず、モテないのだ。モテていないのだ。

 

小学生とか足が速いだけで、モテるもんなんじゃないのだろうか?女の子がお菓子をくれるものなんじゃないのだろうか?手紙もらったりするもんじゃないのだろうか?少し遠くからキラキラした瞳で眺められるものなんじゃないのだろうか?違ったのだ。みんな、ぼくが足を速いことを知らない。いや、運動会や陸上大会の時期だけ、みんな知るのだ。えっ?足速いんだっけ?意外だね~。そして、その時期を終わると、みな忘れてしまうのだ。

 

 

 

そうですね。だから、基本的にみんな、ぼくにあんまり興味なかったんでしょうね。そうは言っても、足は速いもんですから、リレーではアンカーなんかやっちゃったりするもんなのです。小学校の六年間の中学校の三年間、計九年間、運動会のリレーではアンカーでした。だが、仲のいい友人ですら、あれ?足速いいんだね?とか、言う始末なのだ。おそらくそれは、足は速いが球技がぜんぜんだめだとうことに依存していのかもしれない。ただ、みんなそんなにぼくに興味がなかったのだ。

 

ただ一人だけ、ぼくの足が速いことを日頃から覚えている人物がいました。仮に名前を鈴木くんとしましょう。偽名です。鈴木くんとは小学校、中学校がいっしょでした。そして必ず、運動会のリレーでは相対しておりました。そして鈴木くんは小学校、中学校と学年で一番足が速い人の称号を持っていた人物なのです。本当はぼくの方が、タイム的にも速いのですが、みんな忘れてしまうのです。

 

鈴木くんは女の子にモテていました。お菓子をもらっていいました。手紙ももらっていました。夜空の星を見るがごとく、鈴木くんを少しだけ遠くから見ていました。ぼくは、そこにいると鈴木くんが見えないから、ちょっとどいてと言われる始末です。鈴木くんの周りはなんだか、華やかそうです。それもそのはずです。鈴木くん、性格もしっかりした男なのです。

 

 

中学三年生の運動会の紅白リレーでした。ぼくと鈴木くんは他に二名と共に、スタートライン上で、前走者が来るのを待っていました。紅組のぼくを、紅組のみんなが大きな声をだして応援してくれています。

 

 

ぼくは鈴木くんに言ってみました。

「ねえ、すずきん(鈴木くんのあだ名です)みんな勝手なもんだな~とか思わないの?」

 

鈴木くん「?」

 

ぼく「みんなさ、今はこうして応援してくれるけどさ、明日以降のぼくたちのことは応援してくれないじゃない?」

 

鈴木くん「・・・・・・」

 

ぼく「・・・・・・」

 

鈴木くん「そうだね。ぼくはそれでも、みんなが今応援してくることが嬉しいと思うよ」

 

 

ドキッ!

ぼくの胸に何かか突き刺さった気がしました。

あらやだ、すずきん。素敵じゃないか?同い年でもこうも違うの?そりゃあ、すずきん、女の子にもモテるし、クラスでも人気者ですな。なるほど。

とりあえずぼくも言ってみました。

 

ぼく「ぼくも、そう思うよ。」

鈴木くん「えっ?」

 

ぼく「うん? ぼくもそう思うよ。」

鈴木くん「へっ?」

 

前走者がぼくたちに近づいて来ていました。

 

リレーのゴールテープを最初に切ったのは、残念ながら鈴木くんではなく、ぼくでした。ですが、ぼくは試合に勝って勝負に負けたような気持でした。鈴木くんは悔しそうな表情をしていましたが、ぼくは鈴木くんを見ながら思っていました。本当に勝ったのはすずきんだよ。てゆーか、ずすきんはずっと勝ってるよ。

 

 

ぼくは運動会のシーズンになると、この思い出が蘇ってきます。そして毎年思います。未だに「そうだね。でもぼくはそれでも、みんなが今応援してくることが嬉しいと思うよ」の境地には辿り着けていないようです。

 

 

ただそれでも分かったことはあります。みんなが運動会の時期が終われば、ぼくの足が速いことを忘れてしまうという状況です。ぼくも、鈴木くんが言ったことを思い出すのは運動会の時期だけです。喉元過ぎればなんとやら、ああ、喉元過ぎればなんとやら。困ったもんですな。

 

 

そんなぼくでも、もう大人だという事もあり、人を応援する立場についてたりもします。そんな時には出来る限り、出来る限りではありますが、全力でガンバレ―とか言っていたりします。そして応援される側にいる場合もあります。

 

 

応援もして、応援もされる。そうやって人間の営みは成り立ってたりするんでしょうかね。なんでしょうね。この結論。運動会に参加するすべての子どもと大人よ。みんなガンバレ~。そしてケガなどありませんように、日々は続いていくのです。

 

 

 

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。