なんだろう?なんかグッときた

雑記ブログです。タイトルだけでも覚えて帰って下さい。

孤独感を感じるあなたへ。鴻上尚史さん著書『孤独と不安のレッスン』

孤独感を感じるあなたへ

 

あなたは、学校で、会社で、友人といる場合でも、家で家族といるときでさえ、孤独感を感じることはないでしょうか?

 

ぼくはあります。わたくしごとで恐縮なのですが、あれは小学校二年生の頃だったと思います。ぼくはお腹をこわしました。二か月ほどでしょうか。長いですね。給食の時間には持参したお粥を食べていました。もちろんお医者さんへ行ったりもしていたのですが、病名は釈然としないものでした。なんでしょう?ストレスだったのでしょうか?

 

その期間の話です。ぼくはそれまで、わりとクラスの中心にいました。みんなと和気藹々と学校生活をおくっておりました。ところが、お腹が痛いもんですから、これまで同様とはいきません。ぼくはお昼休み、友だちがサッカーをしている姿を、教室から見ている日々でした。そこでぼくは思いました。なんだ、べつにぼくがいなくとも、みんな楽しいんじゃないか・・・。大人になったぼくからしたら、これは完全な驕りだと考えられます。お前は何様だよと。笑

 

 

ただどうしてもですね。その時の感覚が強烈に残っているせいか、どうにもこう、所属感と言うモノが薄いのですよね。小、中、高、大学と学生時代はどこかこう、よそよそしいと言いますか、なんだか自分、ここに所属出来ていないな~。どうせまあ、ここは次へのステップだからなあ・・・的な、よく分らないことで孤独感を誤魔化していたような。それは社会人になってからもです。次の会社へのステップアップの今だから的な・・・。う~ん。

 

 

孤独感は家族と住んでいた時もそうです。少し離れたところから、自分の家族を見ているような・・・自分は家族に溶け込めていないような、イマイチ自分の居場所がないあな~的な、で結果生まれている。漠然とした不安。こりゃあ、なんなんだろうな~?

 

 

で、ある時、ぼくは思いました。この先も、この感じでいくのかな?こう、どこかモノ哀しいといいましょうか、なんだかいつも、少しだけ寒い気がするような・・・。いやだな~と。温かいシチューの似合う人に成りたいな~。何だったら、温かいシチューを作って、人にあげる人になりたいものだな~。いや、ビーフシチューの方がいいか、まあ、そこは好みだな。アレです。あくまで比喩です。

 

 

ただこの、孤独感についてもっと考える必要があるんじゃないだろうかと考えてみました。で、読んでみました。鴻上尚史さん著書『孤独と不安のレッスン』

 

 

 

『孤独と不安のレッスン』の目次!

 

はじめに

 

1 「ニセモノの孤独」を知る

 

「一人」は「みじめ」?

どうして一人じゃいけないんだろう?

 

 

2 「本当の孤独」を知る

 

「僕はあいつが大嫌い」を発見した旅

リラックスして一人でいること

 

 

3 恥ずかしくない孤独を体験してみる

 

一定時間、何もせず、きちんと退屈できる場所へ

「体の思い込み」をほどいていく

カツラを取ると決めた人の場合

 

 

4 「本当の孤独」を生きると新しいネットワークが見つかる

 

「一人」を選べるようになったあなたへの最初のプレゼント

あたなは一人でいる時に成長する

30人に一人の「本当の味方」に出会うために

 

 

5  自分との対話の仕方を知る

 

真面目で優秀な人ほど自分を失くしやすい

体の重心を下げてみる

 

 

6 それでも「一人はみじめ」と思ってしまう理由

 

「友達100人至上主義」の果て

「みんな言っているよ」に傷つく僕達

人肉を食べることを決める時

「世間」という名前の神様

中途半端に壊れた共同体の中で

 

 

7 孤独を選ぶメリット

 

世間よりも一人を選ぶということ

あなたの悩みは、世界の最先端の悩みです

 

 

8 100点を目指すのではなく、67点の人生を認めること

 

あなたにとっての本当の「勝ち」「負け」

ここからどれぐらいふんばるかが、人生じゃないかああああ!

 

 

9 耐えられない不安の時は

 

不安のレベルを見きわめる

不安で死ぬ前に

 

 

10 「考えること」と「悩むこと」を区別する

 

悩むとあっという間に時間が過ぎる

 

 

11 「根拠がない」から始めよう

 

「絶対の保証」なんて存在しない

どんな実績でも不安は消せない

 

 

12 人に傷つく時

 

自分の想像力が自分を一番傷つける

とことんだから次へ行ける

苦しみの量を減らすために、直接ぶつかる

 

 

13 「他人」と「他者」の違いを知る

 

最も喜びをくれる相手が、最も激しい苦しみをくれる

 

切り捨てられない「他者」とつきあうこと

僕が初めて出会った「他者」

 

 

14 他者とつきあって成熟する

 

あなたの思いひとつで変わる人たち

宙ぶらりんのまま、ふうふう言いながら

 

 

15 分かり合えなくて当たり前だと思うこと

 

「どうして分かってくれないの?」という問いに

「何も言わなくても分かってくれるもう一人の自分」ばかりを探して

信頼と依存は違うということ

 

 

16 つらくなったら、誰かに何かをあげる

 

緊張する体の部分を見つける

不安にフォ―カスを当てない

「ひま人クラブ」の「おみあげ」

 

 

17 人間関係の距離感を覚える

 

「人間関係が得意で好き」な人はいません

でも、練習すれば必ずうまくなる人との距離の取り方

 

 

18 自意識を静め、ノンキになる方法を見つける

 

自分について考えすぎる僕達

頭の速度でなく、体の速度で

 

 

19 「今ある自分」と「ありたい自分」のいい関係を作る

 

口うるさい「ありたい自分」

目の前の人間に聞いてみる

傷ついて死んだ人はいない

「今ある自分」がメイン、「ありたい自分」はサブ

「ありたい自分」が「今ある自分」より下にいる人は

 

 

20 あなたを支えるものを作る

 

おみやげを忘れても許して支えてくれる人が2人

小さな勝ち味があれば、それで

 

 

21 一人暮らしのすすめ

 

「孤独と不安」は年をとっても減らないから

簡単になぐさめられてはいけない

 

 

22 一人暮らしと恋愛の関係を知る

 

「なんとなく淋しいからつきあおうかな」から始めて

 

 

23 声に出してみる

 

文庫版あとがき

 

 

 

 

 

 

『孤独と不安のレッスン』の感想!

 

ずらりと並んだ目次の項目ですが、人によって興味がわく場所が違うのではないでしょうか?それってあれですかね。人によって孤独を感じる根幹の問題の部分が違うからなのでしょうかね。

 

ぼくは『世間』という名前の神様の項目になんだか興味がわいてしまいました。要約しますとこんな感じです。日本人は一神教の神を持っていません、その代わりに機能しているのが『世間』です。というものです。けっこう経験あるんじゃないでしょか。時々人から言われる「みんなが言っているよ」という言葉。えっ?みんなって誰?的なやつですね。

 

この人はなにを基準に話をしているんだろう?誰が嫌がることを恐れているんだろう?同調圧力的な、あっ!そうか、そうか、ぼくもこの人が思っている。世間の一員だったのか・・・。空気を読むの空気って、世間的なやつだったんじゃん。動くんだ。空気だから。えっ?なにと思われるかもしれませんが、個人的にはぼくはこれを相手にしていたのかと、合点がいきました。

 

鴻上さんは言います。年をとっても「不安と孤独」は減らない。個人的には断言されて、少し楽になった部分もあります。そっか!なくなんないのか・・・。じゃあ、上手に付き合っていかなきゃいけないってことですねぇ的な。

 

 

『孤独と不安のレッスン』のまえがきにはこのように書かれています。

孤独には、「本物の孤独」と「ニセモノの孤独」があります。

「本物の孤独」とは、例えば、この本を読み終わった後、一人で、「孤独ってなんだろう?」と考えることのできる孤独です。

 

不安には、「前向きな不安」と「後ろ向きの不安」があるのです。

「前向きの不安」は、あたなに生きるエネルギーをくれます。どんなに眠れない夜が続いても、「前向きの不安」はあなたを未来に導きます。

 

 

あとがきにはこのように書かれています。

あなたが、「本物の孤独」と「前向きの不安」を友として、どうか、生きていけますように。

「本物の孤独」が深く、「前向きの不安」が強ければ強いほど、素敵に生きていけますように。

そして、死なないように。

 

ぼくはこの、最後の『そして、死なないように』の言葉になんだか、ドキッとさせられてしまいました。何かを見透かされたような、本書の内容は決して重く深刻なモノではありません。でも、鴻上さんが伝えかったことが死なないようにだと考えると、著者の鴻上さんは言葉を選んで書かれたものなのかな~とか、推測してしまいます。深刻な話は深刻そう話さないとうたしなみ。なにかがあったから、そう思い、このような本を書かれたのかな?

 

そう考えたなら、この本の文章の重みに変わってきますし、信頼して読めるよねぇ~的な、あったりしますよね。

 

文庫版のあとがきは、このように締められています。

 

僕の言いたいことは、ずっと同じです。

死なないように。

死ぬぐらいなら、山奥にでもネットの奥深くにでも海外にでも、逃げて逃げて逃げ続けるように。

逃げ続けていれば、やがて「孤独と不安のレッスン」を再開する体力はつくだろうと僕は信じているのです。

 

そして、再開して、また傷つき死にたくなったら、また逃げればいいのです。大切なことはたったひとつ。どんなことがあっても死なないように。

 

 

本書を書いて時間がたったせいか、言いたいことをストレートに言われていますね。『孤独と不安のレッスン』を読んでも抱えている問題は解決しないのかもしれません。が、多少なり気持ちが楽になりましたら、幸いでしょうね。

 

 

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1944年11月の第一回の特攻作戦から、9回の出撃。

陸軍参謀に「必ず死んでこい!」と言われながら、命令に背き、生還を果たした特攻兵がいた。

 

”いのち”を消費する日本型組織に立ち向かうには

『ぼくはどうしても、この人の生涯を本にしたかった 鴻上尚史』

 

 『孤独と不安のレッスン』が楽しめましたら、テーマの根幹は同じなのではないでしょうか。『不死身の特攻兵』タイトルは強い感じですけど、強さの方向性が参考になりそうですね。

 

 

 

不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)
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最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。