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おススメ!漫画『精神科ナースになったわけ』感想です。

漫画『精神科ナースになったわけ』を読む!

 

以前、裁判を傍聴するみたいなことが流行った時代がありました。ぼくも流行りにのって、一度だけ裁判の傍聴に行ったことがあります。ぼくはこわくなってしまいました。すべての事件がとうわけではありませんでした。が、柵の向こうとこちら側、それを隔てているモノの、なんていう曖昧さ・・・。

 

いや曖昧さなんていうと語弊がありますが、それでもそれを隔ているものは強固で頑丈な高い壁ではないと思えました・・・。

 

あっちとこっち、自分も何かのきっけで、たまたま強めにジャンプしてしまったなら・・・。

 

本書『精神科ナースになったわけ』の主人公は、母の死をきっかけにOLから看護師に転職した女性です。

 

こう説明するとすごくわかりやすいのですが、実際は三年前に母を亡くした主人公、それでも母が生きたかった分を生きようと心に決めて、日々を過ごしていきます。任されておいた大きなプロジェクトが成功したあとです。心の糸が切れてしまいました。

 

そんな折、主人公が電車に乗っていると突然太った男が横から強引に割り込んできます。主人公はひじで殴って反撃します。太った男はキレて、主人公にネチネチと文句を言います。ですが太った男、主人公の顔を見て文句を言うのをやめます。

 

こいつヤバイ・・・と思ったのでしょうか。そこで主人公も我に返ります。私・・・今、やばくなかった?

 

 

なにが言いたいのかというと、行ったらちゃんと帰ってこれるということ。それはつまり、自分は今、おかしなことをしていると気づけると言うこと。そして人間の心はロジカルに割り切れるものじゃないということ、だからこそ、それまで蓄積していたモノが、ある日突然の様に、本人に牙を向くということ。

 

なんでしょうね?もうなに言ってんだかわかんねぇよ。ですね。だから結論を言います。『精神科ナースになったわけ』すごく面白かったです。笑っちゃいけないんじゃないだろうか的なことを思いつつも、笑えちゃいます。そしてただ、笑えるだけじゃありません。

 

とても複雑な気持ちになったり、優しい気持ちになったり、悲しい気持ちになったり、わりと忙しいです。158ページしかないのにいい意味で忙しいです。

 

 

精神科ナースになったわけの目次!

 

もくじ

プロローグ

 

第1章 はじめての精神病院

はじめての精神科病院

取れない帽子

ボーダー:境界性人格障害

精神科珍百景

 

 

第2章 妄想ってなんだろう?

妄想・幻覚(幻聴・幻視)について

ハーモニーへ行く

若松組のこと

先生にもいろいろ

自分のリフレッシュ

 

 

第3章 死にたい気持ち

自殺について

自殺のあとに

失踪会議

かまわない勇気

 

 

 

精神科ナースになったわけの改めて感想!

書籍の表紙を見ると、ゆるふわな印象がありますが、中身は骨太です。本の帯にはこのように書かれています。人はなぜ心を病むんだろう?”おかしい”と”おかしくない”の境界線はどこにあるの?

 

本書の中には帽子を脱がない患者さんが登場されます。その患者さんは言います。「脳みそが出て来るから」

 

本書の裏表紙にこのように記載されています。

 

心の仕組みを知りたくて、飛び込んだ精神科看護の世界。

そこで出会った患者さんたちは、みんな苦しみ、自分と闘っていた。

けれど不可解な行動の背後にはそれぞれの理由があって―

 

主人公の女の人が患者さんの気持ちを考える方なんですね。なかなか本当の精神科では日々の業務に追われてしまうことは多かったりしてしまうんでしょかね。こういう優しさっていうのは、ほんとうはこの漫画の中にしかなかったりしちゃうのかもしれません。

 

なんてことを友人の看護師さんに言ってみたところ、あなたは現実を何も知らないでしょ!と怒らてみました。言わなきゃよかった一言です。なにはともあれ、ぼくは読んでみて良かった本の一冊です。

 

主人公は師長に尋ねます。

精神科のどんなところが好きですか?

師長は言います。

入院中その人らしさを見つけること・・・それが精神科の喜びかなぁ 私は

 

先輩看護師は言います。

自殺を防ぐこと それが精神科の一番の目標です

 

 

 

なんだか暗い雰囲気になりつつありますね。

 

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考えることも多いですが、基本的に笑える漫画です。主人公は力強く患者さんに言います。「大丈夫! 見ているから!」 これはなかなか、ぐっとくるセリフだったりします。昔より強くなったから、やさしい人のセリフです。

 

 

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最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。

 

 

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