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映画【万引き家族】を見て思ったこと!【ネタバレあり】書籍と比較しつつの散文

映画『万引き家族』を見て思ったこと!

映画、万引き家族を見てみました。監督は是枝裕和さんです。原作の小説も是枝監督が書かれています。ぼくは先に小説を読んでから映画を拝見しました。

 

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以下ざっくりと、

ネタバレを含みつつのあらすじです。

 

 

本当は家族ではない6人が、家族のように生活をしていく話です。そして、その生活が終わる話です。ざっくり言うとですよ。

 

 

万引き家族の感想!

これはこれでハッピーエンドなのか?と少し思いつつも、そうじゃないんじゃないの?ほんとにそれでいいの?そんな、監督からのメッセージなのかな、的なことも感じてみました。

 

 

 

本当は家族ではない6人が、家族のふりをして生活しているわけです。それぞれに訳アリです。リリーフランキーさんが演じるお父さん的ポジションの人は、長男的なポジションの男の子を昔、連れてきしまいました。つまり、誘拐ですね。

 

しかも、車上荒らしの最中にです。ただ場所は、パチンコ屋さんの駐車場です。長男的なポジションの男の子は、一人車中に残っていたわけですね。だから、そうですよね。お父さん的なポジションの人が車上荒らしを行わなったなら、彼はそのまま熱中症で・・・。そんなことも考えられるわけです。このエピソードに、この映画の全てが詰まっている気がします。

 

ルール的にはアウトだけど、生きるとか生き残るとか、命の尊厳を考えたなら、どうなの?どうなのよ?そんな割り切っちゃ、いけないところのことを、考えさせられる作品です。

 

 

物語の冒頭で、お父さん的なポジションの人、女の子を家に連れて帰ってきます。その女のは両親から虐待を受けています。体に傷もあります。お父さん的なポジションの人は、ベランダに放置されていた女の子を連れてきます。

 

お父さん的なポジションの人は、女の子を見てこんなセリフを言います。「またいるよ」これまで何度も見ているわけですね。

 

 

物語の後半、警察(警察と言うか、本当は常識とかルールとかそういった類のモノでしょうね。警察と言うメタフャーです。)の介入があり、偽りの家族は解体されます。その後女の子は、虐待を行っていた両親のもとへ返されます。

 

虐待は再度始まります・・・。

 

書籍を読んだ印象では、虐待を受けていた女の子ですが、偽りの家族の中で幸せを感じることが出来ました。その思い出があるから、今の自分の置かれている状況が良くないものだと、比較ができるわけです。今は虐待を受けつつも、いずれ抜けだして、大人になったら、幸せを掴めるんじゃないだろうか感を、ぼくは勝手に感じていました。ですから、どうにかこうにかハッピーエンドなのかな~とか思えました。

 

ただ映画ですと、女の子はベランダに放置されています。偽りの家族の中で教わった歌をうたいながら、一人で遊んでいます。お父さん的なポジションの人に誘拐されたときは、ベランダにしゃがみ込んでいるだけでした。が、今は一人で遊んでいます。

 

それが逆に虐待する両親の気持ちを逆なでしてしまうんじゃ・・・。大丈夫だろうか?そんな風に思ってしまいました。もしかすると監督の演出の意図とは違うのかもしれません。が、そう思ってしまいました。

 

 

リリーフランキーさん演じるお父さん的なポジションの人が、最後までダメなお父さん的な感じで、ぼくは安心しました。小説を読んでから映画を見ているんで、ストーリーは分かっているですが、急に猟奇的な面を出したりしないだろうか?そんな風に不安でした。

 

 

松岡茉優さん、良かったです。本当はお金持ちの家のお嬢様です。だからこそ、家族の中に溶け込みつつも、少し浮いた雰囲気を醸し出して欲しいですよね。

 

松岡茉優さん、それが、いい感じで浮いてるんですよね。言葉でうまく説明できないぐらいに、いい感じで浮いてます。浮きすぎてはいないです。ほどよくです。天然キャラで周りと少し話が合わないとかでは、ないですよ。

 

 

人と人はふつうはお金で繋がっているんでしょ?そんなことを言ったあとの、笑顔が怖かったです。そう自分でも言いながらも、本当は違ってあってほしい。そんな雰囲気すら出ていた気がします。

 

リリーフランキーさん演じるお父さん的なポジションの人が、安藤さくらさん演じるお母さん的なポジションの人との繋がりを、松岡茉優さんに聞かれます。

 

お金でしょ的な感じもありつつ聞かれます。お父さん言います。俺たちは普通じゃないからな。それを聞いたときの、松岡茉優さん、嬉しそうにかすかに笑うんです。よくそんな表情できるな~と感心です。ただ、それを逆手に考えたなら、この人は普段、どんな方なんだろう?感、満載です。こわいですね。こりゃあ、今後も注目の女優さんですね。

 

 

安藤サクラさんも良かったです。安藤サクラさん演じるお母さん、警察に捕まった際、すべての罪をかぶるわけです。女の子も誘拐も、樹木希林さん演じる祖母の死体遺棄もです。

※樹木希林さん演じる祖母は、劇中に寿命で亡くなられます。

 

池脇千鶴さん演じる女刑事が、お母さんを自供させるために、詰めていくわけですよ。

 

書籍だと安藤サクラさん演じるお母さんも、幼少期虐待を受けていたことが書かれています。映画だと、なんとなく匂わしつつも具体的には描かれていません。

 

女刑事とお母さん的ポジションの人の、取り調べでのやり取りです。

 

母「戻りたいって言ったんですか? りんが」

※りんは偽りの家族の中での女の子名前です。

 

女刑事「ええ。じゅり、ね」

※じゅりは女の子の本当の名前です。

女刑事、あえていい直すわけですね。

 

母「言うわけない、そんなこと。あの子が」

女刑事「こどもにはね、母親が必要なんですよ」

母「母親がそう思いたいだけでしょ」

女刑事「ん?」

母「産んだらみんな母親になるの?」

女刑事「でも、産まなきゃなれないでしょ・・・」

母「・・・」

女刑事「あなたが産めなくて辛いのはわかるけどね」

母「・・・」

女刑事「うらやましかった? だから誘拐したの?」

 

上記の会話、どうです。この噛み合わない感じ。人間同志が分かりことの難しさ・・・。会話は更に続きます。

 

母「憎かったのかもね・・・母親が」

女刑事「子供たち二人はあなたのこと、なんて呼んでました?」

母「・・・」

女刑事「ママ? お母さん?」

 

女の子には一度も、お母さんて呼ばれていません。ぼくは劇場で、池脇千鶴さん演じる女刑事、そんな意地悪なこというなよ~とか、素直に思ってしまいました。女刑事も仕事です。だからあえて言っていることは分かるんですよ。それでも、キビシイですね。

 

注目なのは女刑事に「ママ? お母さん?」そう聞かれたその後の、安藤サクラさん演じるお母さん表情です。悔しいやら悲しやら、それでも自分は確かにあの瞬間は、あの女の子の母だったんだとう自負がありつつの、それを証明することができない感じ。

 

ぼくは胸が痛くなってしまいました。

 

 

家族の長男的なポジションの人の演技も良かったです。リリーフランキーさん演じるお父さんとの別れです。もう家族は解散しています。現在、男の子は施設で暮らしています。それでもリリーフランキーさん演じるお父さんのアパートに一泊しました。

 

そして翌朝、バス停で別れです。男の子の演技から、この子はもう、リリーフランキーさん演じるお父さんに会うことはないんだろうな。そんなことが分かります。アレですよ。本当は会いたいんですよ。でももう、お互いのために会わないほうがいいと感じたんでしょうね。

 

バスの中で、「父ちゃん」と初めて呟きます。

 

もちろん、偽りの家族を演じているわけですからね。最後は解体されて終わるのが、それぞれが新しいスタートをきるという意味では、ハッピーエンドなんでしょうけどね。割り切れない。割り切れるものかと。事件は解決したのかもしれないけれど・・・。やるせなさが残りますね。やるせないことって、ありますよね・・・。

 

 

人の気持ちを動かせる映画と考えると、やはり、いい映画なんでしょうね。パルムドールも受賞されています。

 

 

そういえば小説にあった、リリーフランキーさん演じるお父さんと、安藤サクラさん演じるお母さんが、スナック的な居酒屋で一緒にのむシーンは、映画にはありませんでした。

 

 

 

レッツゴー

ブレイクスルー!

最後まで読んでいただきまして、

ありがとうございます。

 

 

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