なんだろう?なんかグッときた

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男性必見?三谷幸喜、短編『俺はその夜多くのことを学んだ』ネタバレ感想

三谷幸喜さん『俺はその夜多くのことを学んだ』を読む!

 

三谷幸喜さんと言えば、あの三谷幸喜さんである。映画『THE有頂天ホテル』『ラヂオの時間』テレビドラマ『やっぱり猫が好き』『古畑任三郎』『王様のレストラン』などなど、傑作を上げればきりがない。

 

三谷幸喜さんが脚本のドラマですと言われれば、とりあえず見てしまう。そして、三谷幸喜さんが脚本と監督をされたと言われれば、とりあえず映画館に観に行ってしまう。そして三谷幸喜さんが番宣に出られるなら、その番組を見てしまう。

 

なんでかって、三谷幸喜さんが関わるならおもしろんじゃないだろうか?そんな風に期待してしまうからである。ダウンタウンの名前が冠の如く、自身たちの出演番組名に記されているが如くである。だから三谷幸喜さんがダウンタウンの番組に出演された時なんて、たいへんなのである。

 

そうなるともう、監督が二人だ。松本監督と三谷監督だ。互いに影響を受け合うのだろうか?三谷監督作品、映画『ギャラクシー街道』あれは松本監督が撮られるような作品だったのは、そのためだろうか?いや、違うだろう。ぼくにも違うということはわかる。いや、意外とそうなのか?いや違うだろう。それはそうと、『俺はその夜多くのことを学んだ』である。

 

 

 

『俺はその夜多くのことを学んだ』のストーリーと感想!

 

ストーリーはこうだ。主人公の男は初めてのデートに好きな女性を誘った。物語はその日の夜だ。男は家に帰り、悩むのだ。女性に電話をかけようかどうか?特に要はない。それでも電話をかけたいのだ。別に用はない。まだ二人は付き合っていないのだ。女性は会社の同僚とただ、映画に行っただけ。彼女にとってはそんなことはよくあることなのかもしれない。男の妄想は膨らむ。男は電話で自分の好きな女性と少し話したのだ。

 

そして男は女性に電話をかけてしまう。が、繋がらない。いや正確には繋がる。留守番電話に繋がる。男は後悔する。留守電話に気の利いたことを言えないのだ。

 

男は学ぶ。掛けようかどうしようか迷った電話は、掛けてもろくなことがない。

 

その後も男の一人相撲は続くのだ。男が好きな女性と電話で話したい。その設定だけで物語は続いていくのだ。最終的に電話は好きな女性に繋がる。時刻は午前二時過ぎだ。いい話ができるハズなどない・・・。ラストは哀しいのだ。そして男は更に学ぶのだ。

 

 

 

 

 

『俺はその夜多くのことを学んだ』の感想!

 

全ての男性に捧げたいぐらいである。こりゃあ、みんな共感しかしないぞ。物語のラスト、男は学ぶのだ。『恋愛に関して、新たに悟ったことは、既にもう、前に一度悟っている』なぜ我々は同じ過ちを繰り返すのだろうか?

 

どうして送る必要のないと自分でもわかっているlineをおくってしまうのだろうか?もう既に知っているはずである。意味はないぞ。そんなlineに意味はないぞ。自分が悲しい思いをするだけだぞ。

 

本当は自分でもわかっているだろ?そのlineの返信はない。返ってこない。それでも我々は長時間待ってしまう。気にしていないふりをしつつ、時よりスマホを確認しているのだ。

 

目の前のことに全く集中できていない。そりゃそうだ、メインはlineのやり取りなのだ。誰かに質問されても上の空だ。

 

lineが返ってこない。もう二時間以上だ。既に既読になっているのだ。そんな時に、また再度、新しいlineを送ろうと考えてしまう。もう一人の自分は言っている。やめておけ。ただもう一人の自分が言っている。送ってみたら?

 

で、悩んだ挙句、lineを送ってしまうのだ。わかっているだろ?中学生ぐらいから、道具が変わっただけで同じようなことの繰り返しである。

 

lineだったらどうだろう?もう寝る的なスタンプがひとつ送られてくるだけだったりする。お前に脈はないのだ。もう寝るねって、まだ夜の八時だったりするのだ。彼女はきっと早く寝るタイプの人なのだ・・・。

 

それでも、スタンプがひとつ返ってきたことが嬉しくもあるから、手に負えないのである。彼女は少しは自分に気があるのかもしれない。なんだろう?謎のポジティブを発揮である。普段はそんなにぼくはポジティブだったのだろうか?

 

 

喜劇王チャップリンは言った。

『人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。』

 

 

同じことを友人がやっていたなら、笑えたりしてしまう。やがて時間がたち、自分の話も思い出にかわる。にもかかわらず、我々男は、送らなくてもいいであろうlineの類的なものを好きな女性に送ってしまう・・・。それでも後悔することは既に知っているのだ。

 

男とはなんと愛しい生物なのだろう?せめてそんな風にも思ってみたい。

 

 

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どうやら人間だけはないようなのである。虫も動物も、みんなオスは愛しくあるようなのです。

 

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最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。